懐かしのカフェ
先日、結婚して初めて大きな夫婦喧嘩をした。
あんな夫の目を見たのは初めてで、私が言った一言が
彼を傷つけてしまったと反省した。
翌日の朝は不穏な空気が流れていた。
出勤した後
「もう家に帰ったら、夫はいなくなってるかもしれないなあ。」
「実家に帰らせて頂きます。」なんてことになったら。
と考えたら、とてもつもない不安が訪れた。
今さら、一人暮らしも辛いなあ。
などなど。
家に帰ったら、暗い部屋で、夫が居間に寝ていた。
どうやら不機嫌だったが、
家にいたので安心した。
「ごめんなさい。」
私は謝った。
謝るのは得意である。
こんな反省もあって、先日、久しぶりに二人で、益子に出かけた。
結婚前によく出かけたまち。
以前、立ち寄ったお蕎麦屋さんでお蕎麦を食べた。
そこにあった雑誌をふとみると
以前良く訪れたカフェが場所を変えて掲載されていた。
元の場所がいつの間にか閉店していたので
てっきりもうお店はないのかと思っていたが
移転していたのだ!
住所をメモして行ってみた。
店主の女性の方が
私たちを覚えていてくれた。
しかも夫が骨折していた頃に訪れたことも覚えていてくれていた。
実に移転して4年も経過していると言う。
覚えていてくれていると言うのは、とても嬉しいなあと
お客の立場になって、本当に実感した。
お店構えは、以前にも増して、とても心地の良い空間となっていた。
こんなアトリエみたいな家に住みたいなあ。
夢の中にいるようなひと時を過ごせた。
ちょっと懐かしい結婚前のドライブを思い出した。