ドイツの医師が実践するバイオレゾナンス医学とは?

お待たせしました。無事、日本に帰国しました。
少しずつ、ドイツ研修の報告をさせていただきます。
研修旅行の1日目、ドイツのハイリゲンシュタットにある、パウルシュミット・クリニックを見学させて頂いた。バイオレゾナンスを広めるために、私立で設立されたクリニックである。この建物はもともと、グリム童話を描いたグリム兄弟が、ドイツ国内の神話を集めて、物語を紡いだところだと言う。まさに、過去と現代を結ぶ象徴的な場所という意味で、この場所にクリニックができたのだそうだ。
ドイツでは、自然療法師(HP:Heilpraktiker)が国家資格として医療行為を認められている者がバイオレゾナンス医学を取り入れて実践している。HPは、採血や点滴、必要なホメオパシーの処方をする権利などが認められている。彼ら彼女らの活躍は素晴らしい。一方で、ドイツと言うならば、自然療法に理解のある医師が多いのではないかと期待していた。ところが、ドイツの事情を聞けば、そうではなく、まだまだ医学は西洋医学中心であり、この様な代替医療を受け入れない医師も多いとのことだった。
パウルシュミット・クリニックは3人の医師で成り立っているが、そのうち、中心的に診療に務めるDr.ポイシェルに話を伺った。
目から鱗!とはこのことだ。実は、Dr.ポイシェルが実践する医学と、森嶌先生始め、私たちが実践する医学は酷似していた。なぜ、このことに驚いたかと言うと、日本で、その様な医師に出会うことはないからである。類似していた点をまとめてみよう。
1、バイオレゾナンス医学と点滴療法を組み合わせていた。点滴では、高濃度ビタミンC療法、血液クレンジング療法を取り入れていた。
2、デトックス治療に力を入れていた。乳酸菌、浣腸やハーブを用いる方法、温熱療法と振動療法を取り入れる方法など。方法は多少違うが、とにかく体温を上げて、腸内環境を整え、身体に入ってしまった重金属やプラスチックを排泄するというコンセプトが一緒である。
3、問診や説明に時間を要すること。ドイツでも、バイオレゾナンス医学や点滴療法は、保険診療ではなく、自由診療を用いることから、丁寧に時間をかけて説明しているということだった。
4、扱う疾患群が似ていたこと。Dr.ポイシェルが症例報告してくれたのが、美容師のアレルギーによる皮膚炎と、がん患者であった。当院で経験する症例と酷似していた。
5、やはり、現代医学(西洋医学)の医師との意識の共有が課題であること。エビデンスが少ないという理由で、真っ向から、否定されてしまうと、難しい。特にがん患者さんは、検査や治療など西洋医学と併用すべきことも多く、医師同士のコミュニケーションが欠かせない。ところが、やはり課題は多いそうだ。
こんなに日本とドイツで離れており、標準的医療としてガイドラインなどが出された訳ではないのにも関わらず、バイオレゾナンス医学を中心として、患者中心で組み立てた統合医療のコンテンツがほぼ一緒ということに驚いた。そして、やはり西洋医学の医師とのコミュニケーションが課題であることも一緒であり、マイノリティーであると言うのは、まさに、パイオニア(開拓者)であり、これが、世界を通じて一緒であると言うことに勇気付けられた。
「さやか先生が独自に考えられた治療法ですか?」と聞かれることがあったが
「日本でもドイツでも世界中で先駆者達が実践している医療です。」
と今後は答えていきたい。
パイオニアはいつの時代も最初はマイノリティーなのだ。この研修旅行で、このバイオレゾナンス医学を中心とした統合医療は、ここ数年の間に、拡大することは間違いないと確信した。