選択と集中
ちょうど、前橋で開業してから5年、太田に来て3年、今の場所で開業してから2年がもうすぐ経つ。
自然療法、統合医療、バイオレゾナンス医学など、一般的には分かりにくい分野の医療を実践したいと言う一心で、5年前に自治医科大学を辞めて、地元群馬に戻って来たのだ。
そのきっかけとなったのは、成人教育のためのメソッドを提供している神田昌典さんが代表のアルマクリエイションと言う会社のコンテンツだった。
自分の行く先が不安だった。開業という選択肢は、そのころの自分にはなく、このまま大学に残るのか、地方の市中病院の部長クラスでずっとやって行くのか。はたまた在宅診療所で働くか。いずれも勤務するという思考から離れなかった。
できない。
できない。
できない。
という思考パターンの中で、落ち込んでいった。その時に、私の脳に突破口を開いたのは、右脳を使った思考術だった。
フォトリーディングという速読法、マインドマップによるノート術ならびに思考整理術、そしてジーニアスコード。大学院にいる頃に全て受講した。
自分の中の、できない思考が一気に取り払われて、そうだ、やりたかったことをやろうと、自分の夢をマインドマップに書いた。ちょうど2012年頃だったと思う。
それから、自分がマインドマップに描いたことは、ほぼ叶った。
患者教育のためのNPO法人を作って地域活動をする。
地元群馬で、統合医療を用いたクリニックを開業する。
山の麓に住む。
さて、夢が叶った今、次の目標設定をする時期が来た。
今までも、選択と集中によって、ある程度実現してきた。しかし、開業してからの5年間は、経営を軌道に載せるために、妥協点を見出すためのバランスを大切にして来たとも言える。
ある意味では、大切な5年間であった。
さて、これからは、より、
「学びながら健康になる」
という医療と教育を併せた、健康を軸にした成人教育に力を入れる。
「教育こそが全てだ」
という清水聖義市長の本を思い出した。
来年のテーマは「選択と集中」だ。そのために、現状を整理中である。
さて、皆さんも、来年に向けて、余分なものを手放し、実現したい未来に向けて意識を集中しよう。