経済学の常識が覆る
経済学で、MMT理論(Modern Monetary Theory)というのが、出てきて、従来の経済学の理論を覆しているという。
私は、経済学は素人だから、専門的なことは分からないが、以下、私が解釈した限りでは
国の財政赤字を問題視して、増税し歳出を減らすという国の施策を続けて二十年以上の日本。
実は、この大きな政府ではなく小さな政府を目指すという方針こそが、日本の不況を招いているという。実は、赤字を問題視するのではなく、歳出を増やし、公共事業、教育、研究にお金を投じてこそ、経済は上向きになるのだという。
そして、勉強している経済学者は、薄々、今までの理論でうまくいかないことが分かっていたが、「今まで間違えてました。ごめんなさい。」という勇気がないために、新しい理論を受け入れることができないのではないだろうか。
国の財政を左右する政治家こそ、真実に目を向けて欲しい。
これは、おそらく、国の経済だけでなく、会社の経営も同様なのだと思う。苦しい時こそ、支出を抑えて節約するのではなく、スタッフの教育や設備に先行投資する方が、会社は成長していくのだろう。
実は、医療界も同じことが起こっていると思う。
西洋医学、現代医学で治らない、もしくは方向性が違うのではないかと気づいている医師は多数いる。そんな医師たちは、どうするか。もちろん、真の医療を追求する私のような医師も増えている。
一方で、今までやってきた医療に疑問を持ちながら、今までの医療を続けている医師も多い。
なぜか。経済が回るからである。国が決めたガイドラインに沿った、検査治療には、保険診療として報酬が保証されている。安定こそが、彼らの望みである。
医療界だけでなく、経済界においても、化けの皮が剝がれる現象が起きているとすれば、真理が広まるのもそう遠い未来ではないのではないだろうか。