経営者は孤独である

「経営者は弱音を吐いてはいけない。」
そんなことを考えて、歯を食いしばって、頑張っている社長は少なくない。
そして、社内でも部下に愚痴を言うこともできず
家庭でも言うことができず
病んでしまう経営者もいる。

「経営者は孤独である」
と言うテーマのブログは3年ほど前、開業したばかりの頃
書いたことがある。

昔は、よく、
どうして、スタッフは私に本音を言ってくれないのだろうと
思い悩んだことがある。

今は、それは当たり前だと思えるようになった。
同僚と話をするより、院長と話をするのは
どうやら緊張するらしいと言うことだ。
私が心をオープンにしているかどうかに関係ないようだと言うことも分かった。
また、劣等感が強い人ほど
目上の者には、自分の意見を言えないと言うことも分かった。
それも、私が聞き手としての心構えとは関係ないようだった。

だから、開き直ることにした。
でも、私には、仕事のことで共有できる仲間がいて
いつだって相談できる。
ゆえに、もう孤独ではない。

私は思う。
経営者だって、先生と呼ばれる人だって
人前で弱音を吐いて良いと思う。

弱音を吐くとは、自分の影の部分を受け入れること。
何も、ネガティブになることではない。
ありのままの自分を受け入れることだ。
影の部分を受け入れて初めて人は
人間としての深みが増すのだ。

「本音を話したいけど、そんな相手もそんな場もないのです。」

と思っているあなた。
それは、違う。
そうできないと思い込んでいるだけだ。
あなたの周りには、いくらでも
あなたの内面、本音を聞いてくれる仲間がいるはずだ。

もう、背伸びするのはやめよう。
力を抜いたら、見えてくる世界が変わってくるはずだ。

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ある日のランチプレート