原点回帰
何のために生きるのか。
高校生の頃、真剣に友達と先生と話したことがある。
ある先生とは、
「人は結局、自分のために生きるのだと思う。」と主張したら、先生は
「いや、人のために生きてこそなのだ。」と言われた。
今なら、どちらも真実だと分かるが、17歳の私は真剣に先生に食ってかかった。
ある友達は
「私は家を建てて、素敵な服を着て、美味しいものを食べられれば幸せ。」と言っていた。
今なら、高校生がそんな話をしても、笑って話を聞けるが、その頃の私は素直に聞けなかった。
「いや、そんなことないはず。いくら物を持ったって、本当の幸せじゃないんじゃないか。」
話はそこで終わった。友達は多分、冗談で言っているか、まだ分からないだけなんじゃないかと思っていた。
が、意外と真剣に話していたのかもしれない。
しばらくして、気づいた。
人によって幸せって違うんだ。自己実現の目標も異なる。
ただ有名になりたい人だっている。お金持ちになりたい人だっている。
ただ、人に迷惑をかけず、後ろ指を刺されず、およそ人と同じことができれば良いと言う人だっている。
本当の幸せなんて、あまり追求しなくても生きていける。
でも、私は、魂が震えるような、感動する人生を送りたい。
自分の使命を果たしたい。
だから、わざわざ、困難な道を選んでいるのかもしれない。
そして、そんな自分の魂が震えるような人生を送る仲間を増やしたい。
だから、講演をしている。
孤高な目標を立てて、自分を追い込む。
まさに、バッチのロックウォーターそのものだ。
原点回帰。
新しいスタート地点に立つ。