動いていないと落ち着かない人
当院には、いろんな人がいらっしゃる。
病気を治そうとする時に、治ってしまったら、その人が生業としている仕事や生活パターンが変わってしまうことがある。その場合、生き方と治療との折り合いをつけるのが難しい。
例えば、統合医療アプローチで、バイオレゾナンス治療、点滴療法などで、元気になるけれども、その分、過剰に動いて、副腎疲労から脱しない人がいる。
「たまには、ゆっくり休んだら、いかがですか。」と伝えると
「何かしていないと、落ち着かないのです。」と答えた方が複数人いた。
明らかに、自分を過酷に追い込んで、「私(僕)はよくやっている。」自己満足するタイプである。私もつい最近まで、このパターンに陥っていた。スケジュールに空きがあると、予定をつい入れてしまう。
なぜか。
やかんに水が入っていないのに、少し水を入れては沸騰させ、また水を入れては沸騰させて、ずっと空焚き状態。
このような人に、食べ方、睡眠の摂り方、休みの摂り方を変えて、生き方が変わると、別人になってしまう。
実際に私自身も、昨年は、空焚き状態から、やかんに水が入り、循環するようになったら、自分の人生が変わり、周りに集う人も変わった。治療して、このように生き方が変わった患者さんはたくさんいる。
一方で、このずっと突っ走っている状態が、仕事や生き方に直結していて、走るのをやめることはできない人もいる。この場合、考え方も行動も変えられない。
さやかクリニックは、患者さん一人一人のニーズに応えることにしている。別に人生を変えなくて良いという人には、それ以上は勧めない。でも、もっと豊かにもう一段階ステージアップしたいという場合には、徹底的に生活指導する。それが、私のスタイルだ。
自分の生き方のパターンに気付こう。
「あなたは、今、幸せですか?」