太っていてパニック

さて、太ってパニックを脱したというと、勘違いする人がいるので、もうひとパターン、ご紹介しておく。標準体重をオーバーしていて、食べることは大好き。そんなあなたが、パニックやうつに陥っている場合、

それは、食育の観点から2つの問題が考えられる。

1、タンパク質不足で、糖質過多

甘いものがやめられない。という話を聞くと、およそ、菓子パン、ケーキ、お菓子、チョコレートなどなど。

お菓子の原料で、気になるのは①ブドウ糖果糖液糖という異性化糖。ヤクルト、スポーツドリンク、ドレッシング、ゼリーなどあらゆるものに入っている。遺伝子組み換えのとうもろこしから作られており、甘いものへの依存と共に、アレルギー体質を作り出す元になっている。 ②小麦粉 中に含まれるグルテンがリーキーガットを引き起こすほか、グルテンが分解されたポリペプチドの一部がモルヒネ様物質として脳に働くので、砂糖と小麦粉が組み合わさって、やめたくてもやめられないを作り出す。③油 もちろん、マーガリン、ショートニング、サラダ油などのトランス脂肪酸の他に、植物性油脂が多分に含まれる。不飽和脂肪酸だ。これらが、全身の細胞の代謝を落とすのだ。

この場合、多糖類と単糖類を同時にとるため、インスリンを介して、食後すぐに高血糖→低血糖をきたす。低血糖時は、パニック、うつになりやすい。甘いものに限らず、パン、麺類、またお米も食べ過ぎると、食後低血糖の原因になる。そして、余った糖質は、脂肪として蓄えられる。

糖質を摂るならば、単糖類単独で摂ろう。果物、ストレートジュース、黒砂糖、チョコレート(植物油脂フリー)。そして、食事で、タンパク質を十分摂ることを忘れずに。

2、ビタミン、ミネラル不足

糖質の多量摂取でエネルギーに変換される、細胞内の代謝過程で、ビタミン、ミネラルを多量に消費する。さらに、添加物を多量に摂ったときには、その解毒排泄に、ビタミン、ミネラルを消費する。さらに、野菜や果物、もちろん、お肉やお魚の不足があると、それらが補われない。

つまり、カロリーばかり摂って、必要な栄養素が無いため、内臓脂肪、皮下脂肪は増えて、筋肉は痩せていくことになる。そうすると、太っているのに、体調が悪いということになる。

糖質(特に多糖類 中でも小麦粉)の摂りすぎに注意し、タンパク質はもちろん、野菜果物などビタミン、ミネラルを十分に含むものをバランスよく食べよう。