人が病気になる時

人が病気になる時、それは人生の転機である。

その転機に気づいた時に、病気が治り、そして前向きに生きることができる。

 

時に、病気が治っては困る人がいる。

がんになって、ホッとしている人

うつになって、仕事に行けないが、内心ホッとしている人

 

現実に向き合った時、困難がやってきた時に

自分を柔軟に変化させて、変化に対応できるかどうかが問われている。

変化することを、強要することはできないのだ。

意識医学の根本は、相手に知られずにこっそりと、相手の意識進化を願って祈ること。

そして、意識の変容は強要しないこと。

変容したくない人だってたくさんいるのだ。変容しない自由もある。

それでも、私たちは、それを願う。それが、医療者なのだと思う。