バルセロナ旅行記②

海外旅行一人旅は初めてで、出かける前には、夫や家族に随分と心配された。いざ、来てみると、東京に出かけるよりずっと出かけやすかった。地下鉄も料金はどこまで乗っても一回2.4ユーロ。10回の回数券も売っている。非常にアバウトだ。そういう意味では、日本のSUICAなどの電子マネー技術は驚くほどの進化だ。そんな正確さは一切ないが、移動には困らなかった。

人は親切で、レストランやカフェに入っても、みんなフレンドリーに挨拶してくれた。

都会だけれど、街を歩く人が、老若男女、手を繋いでよく話していた。

ただ、海を眺めながら、人と話す時間

カフェテラスでお酒を飲みながら、人と話す時間

とにかく、みんなよく食べよく飲み、よく話している。そんな豊かな時間をいつからか忘れていたのに気付かされた。

平日も週末もいつも何かに追われて生きてきた。

実のところ、幸せとは、今ここに生きることなんだなあと改めて思った。

新年明けて、一人でバルセロナで過ごす時間は、孤独ではあったけれど、とても豊かな時間で、自分を見つめることができた。

たまには、一人で海外旅行に行くのも良いなあと思った。

日本に帰ってきて、夫に久しぶりに会ったら、なんだか、とても懐かしかった。待っててくれて、ありがとう。家族を大切にしようと思った。