コロナウイルスの致死率について
さて、新型コロナウイルスについて致死率について考察する。
世界の新型コロナウイルスの致死率はこちら。
これによれば、3月8日現在、感染者数は106066人、死者数3598人だそうだ。単純計算では、致死率は3%を超えている。インフルエンザが1%以下だと言うから、致死率が高い怖いウイルス感染だと言う情報が流れる。
しかし、地域別に見れば、
武漢市の致死率は5.8%、そのほかの地域は0.7%だ。
そして、何より、インフルエンザ感染は、診断に簡易キットが使われるため、感染者を同定し、感染者数を把握するのが容易である。このため、公表されている感染者数は、現実に近い可能性が高い。
ところが、新型コロナウイルスを検出するPCR検査が手間、時間、お金がかかる。このため、感染していても検査されておらず、軽症で治っているケースは、検出できない。それゆえ、公表されている感染者数は、現実よりずっと少ない可能性が高い。
もし、あなたが、熱があって、咳が出ていて、病院を受診して、インフルエンザ検査をして陰性だったとして、コロナウイルスを疑って、検査までたどり着くまでにハードルが高い。その間に治ってしまうことだってある。コロナかどうか分からずに治っているケースがたくさんあると考えると、感染者数は、公表されているよりもずっと多いのではないかと推測する。すると、致死率はもっと低い可能性がある。
もちろん、楽観視して、人混みにどんどん出ていったり、感染対策をしないと言うのはナンセンスだが、必要以上に恐れて不安になるのもナンセンスだ。
今こそ、免疫力を高める生活習慣を見直そう。