オゾンの可能性
昨日、日本医療・環境オゾン学会に参加してきました。
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例えば、がん遺伝子検査として、DNAではなくて、mRNAを測定することが可能となっている。これは、まさに異常タンパク質の発現の程度を推測するもので、環境要因の遺伝子発現への影響を表すエピジェネティクス を評価するものだ。
この評価方法が、オゾン治療を月2回程度、1−2年している人は、する前に比べて、がん発症リスクが軽減している可能性があるとの発表があった。
また、メーカー各種からの発表もあり、パナソニックのアラウ〜ノと呼ばれるトイレはオゾン水を洗浄に使うことで、お手入れが簡単になっている。
カット野菜の洗浄にもオゾン水を使う試みがなされているとのことだった。
オゾンを用いた血液クレンジング療法を、年間1800例施行しているクリニックにおいても、10年間、一度も副作用が生じていないそうだ。
歯科治療の根管治療にもオゾン水を応用して、ホルムアルデヒドなどの有毒な薬を使わずとも、歯の根っこの治療が可能になっているという。
オゾン水、オゾン治療共に、害が少なく、有用な例が数多くあることがわかっている。
学会で、先生方や研究者、メーカーの開発者の話を聞きながら、考えていた。
「なぜ、これほど良い治療法が、一般化しないのだろうか。」
確実に、広がりを見せているが、おそらくは、人の恐れによるものだろうと思う。
特に、医療界では、保険で認められている、他でも行われているというのが安心感となる。
では、本当に、どこでもなされている治療法が安心だろうか。
抗がん剤でも、放射線でも、ステロイドや抗生剤でも、副作用のない治療法はない。
他でなされているというだけで、日本人は安心してしまうのだ。
これを、視野を世界に広げたらどうだろうか。
世界各地で、オゾンによる血液クレンジング療法が施行されている。
ヨーロッパの各国、キューバなどで、一部の疾患には保険適応になっている。
このような良い治療法が保険適応になったら、どれほどの人が助かるだろうか。
そして、本当の意味でのがんの発症予防になるのではないだろうか。
医療保険という共同のお財布を何に使うのか、今一度、みんなで話しあうことはできないだろうか。