アセスメントの先にあること
教育の現場も、医療の現場でも
アセスメント(評価)はとても大切である。
なぜ、いじめが起こったのか。いじめっ子の家庭の事情、いじめられっ子の言動、担任の先生の言葉
などなど。
なぜ、病気が起こったのか。病気はどこまで進行しているのか。病気によって、何が機能異常を起こしているのか。
そして、その原因は何か。
などなど。
しかし、アセスメント(評価)の結果、求められることは、ソルーション(解決法)である。
現場の状況を明らかにして、そこを解決する。
解決しなければ、いくらアセスメントだけ行っても意味がない。
いじめが再度起こらないようにするにはどうしたら良いか。
いじめられた子供の精神的傷をどのように癒したら良いのか。
病気を治すにはどうしたら良いか。もっとも有効な方法は何か。
実は、その解決法を見出すことには、あまり重きを置かない。
なぜなぜなぜ?の先には、やはり、解決法が重要なのだ。
人に質問するときに
「それはどうしてですか?」
というWhyの質問は、SSTでは勧めない。
どのようにしてそれを達成したのですか。
つまり、Howを聞く。
人は、Whyを考えると、立ち止まってしまうのだ。Howがないと。
両輪だと思う。
TEFCAS理論。チェックしながら、前に進む。
前に進むことを忘れて、チェックだけしてはいけない。
医学においても、そして、実生活においても。