病院と在宅で生存期間に差がない

日本プライマリケア連合学会 関東甲信越ブロックが
11月27日に前橋で開催されたので、行って来ました。

〜多職種協働と在宅医療〜

筑波大学の浜田淳先生のお話を聞いて来ました。
「プライマリ・ケアに求められる在宅緩和ケア」
印象的だったのは、浜田先生の研究の中で

終末期医療について、在宅で看取った場合と病院で看取った場合
生存期間は在宅でやや長い、統計学的には有意差がないという報告でした。
さらに、在宅の方が病院よりも医療的に介入した薬剤の量が少ないという報告でした。

在宅の方が、使った薬が少ないけれど、少なくとも病院より早死にすることはない
という
データです。
これは、素晴らしい発表と思いました。
なぜなら、病院から在宅へ帰る際に、最も不安なのは、
家に帰ったら早死にしてしまうのではないかということです。
でも、実際は、そのようなことはないということです。

さらに、終末期医療において、患者のQOLに影響する要因として、
ドクターへの信頼感、チームの方針が一致していることが
関与すると発表していました。
患者さんが最も混乱するのは、医師と看護師の意見が食い違っているとか
医師とケアマネの方針が共有されておらず、意見が食い違っているということだそうです。
チーム全体で意見を共有するというのは本当に大切なことだと再確認しました。

その他、臨床現場にすぐに役立つ情報を、臨床研究の結果から客観的に
説明されていた浜田先生の発表は素晴らしかったです。

今後の訪問看護ステーション設立準備会のためにも参考になりました。
また、私も一開業医という立場で、現場にすぐに役立つ臨床研究にも励みたいと思います。

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