DIYリノベーション

人生の転機は、人との出会い、本との出会いで訪れる。

そう、ずっと思い描いていたまちづくりを実践しているという本に出会えた。

私は建築の専門ではないから、クリニックをつくるときには
建築の専門家にお願いするしかないと思っていた。
しかし、そう考えたとたん、何だかつまらない型にはまった感じがしてしまう。

これは、実は、医療ととても似ている。
自分の身体なのに、複雑すぎて分からないから、医師にお願いしてしまう。
建築もよくわからないから、建築家、住宅メーカーに一任してしまう。

そうではない、
自分ごととして自分らしく創作していくことができるのではないだろうか。

働く場所、住む場所の作り方について、以下の2点を以前から考えていた。

1、自分たちの手でつくっていきたい
自分の住む家のこと、自分が働く場所のことだから
関われるところまでは関わりたい。
特に働く空間であれば、働き手によって使い勝手が異なるから
一緒に働く仲間たちと共に、空間作りをしていきたい。

2、今ある資源(空き家)を利用した社会貢献をしたい
人口が減り、空き家だらけだ。
今後も、人口が減るから、空き家は増えて行く。
この世の中で、新しい家を建てるというのは、日本全体で考えたら
あまり好ましくないことだろう。
市町村が空き家対策に乗り出し、観光業や医療福祉と協働した
ビジネスを展開したりしている。
廃校や空き家、空きビルなど、資源は多い。
これらをうまく利用する手はないだろうか。

これを実現している人がいた。それが、この本との出会いだった。
リノベーションまちづくり!
空間作りと働き方の創作は、表裏一体となって進んで行く。
ソフト面もハード面もみんなで一緒に作り上げて行く。
ということだそうだ。
DIYリノベーションと言うらしい。

さて、サヤカ・クリニックの次のステージは
ぐんまHHCの学びの場と一体化した診療スタイルだ。
住民が、学びなら自分の身体を癒していく。
従来型の依存型診療スタイルを超えた
真の健康づくりがいよいよ始まる。

DIY