究極論
「読みたいことを、書けばいい。」田中泰延著
というシンプルな書籍を本屋さんで見つけて読んでみた。
色々と前置きやあとがきが多い、なんともまどろっこしい本だったが、結局のところ結論は、表題の通りだった。
田中氏は、この本が多くの人に読まれると嬉しいとか、その上でたくさん売れると良いとか考えて書かれているものはつまらないと言う。
つまり、自分が書いて、自分が楽しむために書いているのだそうだ。
ゲームを作っている人もそうだ。自分がやって楽しいゲームを商品化している。
以前も書いたが、結局のところ、人生とは全て、そうなんだと思う。
好きな場所で好きなものに囲まれて、好きな人と好きなことをして生きたい。
これが私の願いであり、常にその基準で生きている。
だから、このブログも自分が書いて、自分で後から読んで、自分が一番励まされていたりする。落ち込んだ時、自分が書いた、心のケアの記事を読んで励まされる。
なんてバカなんだろうって思うけど、本当のことだ。
医療もそうだ。
私がもし、ガンや膠原病になったら、絶対に抗がん剤や、免疫抑制剤なんか体に入れたくない。手術も放射線治療も受けたくない。そもそも、CT検査など放射線も浴びたくない。
自分が死ぬまでに受けたい医療は全部自分で提供できるようにする。
そもそも病気にならないような予防医療を提供する。自分でも毎日メンテナンスしている。
それで、病気になったら、もう病気からのメッセージを受け取り、潔く死にたい。
悔いなく死ねると思う。
あとは、誰に看取ってもらうかだけ、考える。
後輩の医師を育てる。自分を看取ってもらうため。
少なくとも友人の医師にお願いしておこうかな。
私は、晴れやかな日に、ひねもす午後に昼寝をしながら、あの世に逝きたいと思っている。できれば、親しい人たちと前日夜に宴をして、そろそろあの世に行くので「さようなら」と挨拶をしたい。
「そろそろ、お迎えが来ているので、明日あたり、旅立ちますね。」
「あらあら、まだ早いんじゃない。私の方が先に行くつもりですよ。」
「そうよ。まだ早いわよ。いやねえ。」
「いや本気なんです。さようなら。お世話になったわ。今までありがとう。」
あ、妄想癖が始まってしまった。