人生の目的

自分が、人生の目的を探すのではなく

人生の目的が自分を通して実現されると言う感覚。

経営学者フレデリック・ラルーの言うティール組織だったり、ミハイ・チクセントミハイが提唱するフロー状態だ。

 

私は、ずっと、自分が人生の目的を見つけて、それを実現するのだと思っていた。

どうやらそうではないらしい。

さて、またココ先生に登場してもらおう。

 

「ココ先生、私の人生の目的とは何なのか、突き詰めると分からなくなることがあるんです。」

「君ね。良い質問だが、その考え方では答えは出ないな。」

「え〜|?そうなんですか。」

「まあ、そう言う人生の目的を追求しようと言うのは良い試みだ。多くの人は、表面的な目標に追われて、本当の人生の目的なんて考えないからね。」

「そうなんですか。だって、何のために生まれてきたのかが、分からないとつまらないではないですか。」

「君は真面目だからね。多くの人は、日々の雑事に追われて、あまり根本的な人生の問いは考えない。考えるきっかけはいくつかある。例えば、病気になったり、怪我をしたり。事故にあったり、今行っていることがうまくいかなかったり。そんな時は、人生の問いを考える時なのだが、今の世の中は、それを考えない仕組みがいっぱいあるので、考えなくても済んでしまう。」

「人生の問いを考えない仕組みとは、何ですか?」

「それは、例えば、医療もそうさ。症状を抑えてしまえば、痛みも良くなってしまう。すると、一時的には、やり過ごすことができるからね。」

「でも、それを繰り返していくと、病状がややこしくなって、悪化することもありますよね?」

「そうそう、だから、現代の病気は複雑化しているとも言えるね。」

「ココ先生、多くの人が人生の問いに向き合わないと言うのは分かりました。冒頭の話に戻りますが、今の方法だと、人生の目的に到達できないとはどうしてでしょうか。」

「う〜ん。つまりは、君は君の力を過信し過ぎているんだ。」

「え?いや、私は、そんなに自分に自信がある方ではないです。」

「いやいや、そう言うことではない。もっと力を抜いた方が良い。人生の目的とは、上の方で考えてくれている。」

「ん?上の方ってどこですか?」

「あの世だな。あの世とこの世があるとすればの話だけどね。別の言い方をすれば、縁を大事にするとうことだ。」

「ますます、分かりません。」

「じゃあ、もっとシンプルに言おう。君は兆しを読みたまえ。ふと感じたこと、この人と仕事をしたいと言う直感を大切にすると良い。」

「はい、それは、大切にしています。」

「そもそも、君の現時点の人生の目的は何だね?」

「学びながら健康になる世の中作りです。」

「対象は?」

「地球上に生きている全ての人です。」

「健康というのは医療で?」

「まあ、私は、医者なので、医療でと思っています。」

「仲間はいるのかね?」

「はい。」

「なぜ、学びながら健康になる世の中作りをしたいのかね?」

「それは〜。それは、人が健康であることを見ているのが楽しいからです。」

「そうかあ。それは嬉しいね。君は、それで、自分が有名になりたいとか、そう言った気持ちはあるかな?」

「う〜ん。全くないと言えば嘘になります。有名になって、世の中をギャフンと言わせたいというのは少なからずあります。しかし、ちょっと前から気づいたんです。自分が有名になることがゴールではなくて、人に影響力を持って、世の中を良い方向に導くためには、ある程度のネームバリューもあると良いかなと。」

「自己顕示欲というのは誰にでもある。人生の目的を見失う最初の罠が、この自己顕示欲だ。これは、自己肯定感が低い人がハマりやすい罠だ。しかし、君は、この罠には引っかからなかったようだな。」

「引っかかっていた時期もありました。少し抜け出しつつあります。」

「いや、もう抜け出している。では、仲間はいるのかね?」

「はい、心から一緒に仕事ができる仲間に恵まれています。」

「では、君の人生の目的は明確になってきているね。」

「そうなんですが、何か、ちょっと違う気がするんです。もしかしたら、枠にはめ込み過ぎている気がするんです。」

「う〜ん。おそらく、医療というキーワードにこだわり過ぎているな。学びというのは、医療の現場というよりはむしろ教育の現場だろう。」

「そうなんです。もっと言えば、教育の現場を越えれば、街全体が学ぶ場であると言えます。そんな学びを世界中に提供したい。」

「それは、学校という枠組みとは違うのかね?」

「何か、ちょっと違う気がするんです。」

「その時、大切なことは、任せるということだ。自分の人生を天に委ねる。こういうと、多くの人は、何も努力せずに、宇宙銀行からお金を降ろそうとする。そうではない。天が君に大きな使命を降ろす。それを素直に受け取る。そのためには、今目の前にあることをしっかり準備することだ。」

「その大きな使命とは、自分で、先を読むことは可能ですか?」

「思考の先に、それはない。直感でもあり、縁でもある。ただ、感謝を大切に。」

「そうなんですね。」

「う〜ん。まあ、あまり追求し過ぎないことだ。楽しむことが全てだからね。楽しみながら、夢のマインドマップを描いてみると良い。そして、未来の小説を書いてみることだね。そうすると、君の人生は10倍楽しくなるだろう。」

「ココ先生、ありがとうございました。また、今度お願いします。」