四十にして惑わず

さて、病気で寝込んだ後で、急激に外側の出来事が進むということを経験したことはあるだろうか。

私は、今までに何度か寝込んだり病気になったりした後に、人生が大きく変化した経験がある。

逆に言えば、人生の転機に、身も心も節目を迎えて変化するのかもしれない。できれば、こんな体調不良を経験せずに、人生の転機を迎えられると良いのだが、今の私には、まだまだ、そうは行かないようだ。

今回の風邪引きの後では、自分の人生の展望が大きく変わる予感がある。

1、四十にして惑わず

昨年40歳になったが、やっとこれで行こうと思えた。医者になってから今まで、多くの先輩たちから医療とはなんぞやを教わってきた。先輩たちから教わったことは、私の人生に大きな糧となった。医療という道を追い続けて思ったことは、私が実践したい医療は、私自身の人生そのものであるということ。だから、誰かを参考にして真似することはできても、これからは、自分自身が軸になること。それをやっと決心できた。

2、人に任せる

自分自身が軸となる と同時に、自分にできないことは、徹底的に人に任せること。それを改めて決心した。私ができることは限られている。仲間の存在があるからこそ、大きな目的を達成することができるのだ。

病気はあなたへのメッセージ

今回の病のメッセージはとても大きなものであった。体に気をつけて、今年も後半、がんばろう!

前の記事

人間だもの