白昼夢
あなたは、夢を見ますか?
私は、時々、起きているときに走馬燈のような夢を見ることがある。というと統合失調症と診断されてしまうかもしれない。白昼夢だろうか。過去か未来か分からないような感覚である。大抵、外でお酒を飲んでいる時だ。ただの酔っ払いと言えばそうかもしれない。
あるドクターとお酒を飲んでいる時だった。ふと、自分が研修医になったばかりの頃を思い出した。そして、医者になってからの15年間が走馬燈のように蘇って、今自分がここにいることが夢のようだった。そうして、今までやってきた一見バラバラに見えたことがパズルのようにピースがはまって、大きな絵が見えそうな瞬間だった。
もう少しで、大きな絵が見えそう。
そう思ったら、泣きそうだった。
夢にまで見た医者になった。
そして、医者になってやりたかったこと。
それは人が健康になることを支援すること。
そして、医療の概念を本来の概念に取り戻すことだ。それを地域から発信して、地方から中央へ、地方から世界へ発信すること。
かのソクラテスは言った。
「あなたのドクターはあなた自身の中にある。」
自然治癒力の大切さが医療の原点だ。
どこかで、守護霊さまが応援してくれていると感じた、そんなひと時だった。
また、私の妄想が始まりそうである。妄想はどうやらこの世とあの世を繋いで、現実化を助けてくれるようである。
頑張ろう。