劣等感に向き合う

劣等感シリーズがしばらく続く。

さて、あなたはこんな経験がないだろうか。

例えば、あなたが、裁縫の習い事を始めたようと教室に見学に行ったとする。ベテランの生徒が、素晴らしいパッチワークでテーブルクロスを作っていた。とてもあんな風にはできない。私は、手先が器用ではないから、諦めよう。

例えば、あなたが、英語を話したいと思って英会話教室に見学に行ったとする。生徒と先生の会話が一つも聞き取れなくて、私は語学の才能がないから無理だ。英会話教室に通うのはやめよう。英語が話せるようになると言う夢も諦めよう。

ここがあなたの人生の分岐点である。

凡人は欠点を言い訳に諦める。

成功する凡人は欠点を自分の長所にして言い換える。

(と言う名言を神田昌典さんのメルマガから頂いた。)

すなわち、

例えば、裁縫教室で裁縫技術を習って、パッチワークを作りたい(英語で会話したい)と思ったら、まずは、やってみることである。次の3ステップをお勧めする。

1、まずは、スモールステップから始める。

パッチワークであれば、針に糸を通すことから始める。縫い方の基本を教わり、まずは直線で縫う。次に布を選んで、コースターなど小さな作品を仕上げることから始める。

英会話であれば、まずは、挨拶から始める。発音の基本。英作文の基本。これらをひたすら繰り返す。

2、スモールステップの積み重ねでできるようになる

コースターができたら、もう少し大きな作品に取りかかる。

英会話であれば、発音、英作文ができるようになったら、話してみる。会話のキャッチボールをしてみる。

3、こんな欠点を持った私でもできる

小さな成功を掴んだ時点で、

「手先が不器用な私でも、手提げ袋をパッチワークで作ることができた。」

「留学経験がなく、語学才能は一切ない私でも、外国人に駅で道を教えることができた。」

人は自分にできない何かを他者がしていた時、自分にはとてもできないと諦めてしまう。これは人生が才能によって決められていると考えているからだ。自分と相手は才能が違うので、自分にはできるわけがないと言う訳だ。人生は才能ではなく、行動によって決まるのだ。練習すれば誰でもできることはたくさんある。

これは、病気の概念と似ている。自分が病気になった時、これは遺伝によるのだからと自分で治すのを諦めてしまう。病気は遺伝ではなく環境要因が大きいのだ。生活習慣を正せば誰でも病気を治すことができるのだ。

行動の積み重ねが人生を変えていくのだ。何かチェレンジしたいことが出てきたら、諦める前に、ぜひ、3つのステップを思い出してほしい。