本当の意味での自立した健康づくりとは

さて、ドイツで、循環器医師と話していた時の事である。

「マウスの実験をご存知だろうか。ある閉じられた回路でマウスをぐるぐると走らせて、ある一定の場所に電気を流した。すると、何度か、感電を経験したマウスは、もう、その回路を走ることも歩くこともしなくなってしまった。そのマウスの孫を回路で走らせようとしたところ、最初から歩くこともなかった。」

この時は、意識医学の話をしていた。概して、西洋医学は、肉体のみにフォーカスして治療を行う。アブレーションやカテーテル治療などの循環器の手技は、肉体を扱う。それを尽くしても良くならないと感じたフィート先生は意識医学にたどり着いたと言う。

自分が生きていて、病気になるのもならないのも、自分自身のこと以外に、ご先祖様や地球自体、土地自体のエネルギーなど、自分が全体の一部であると言うことを受け入れることが大切である。

まさにマウスの実験は、エピジェネティクス のことである。祖父が糖尿病の場合、その体質がエピジェネティクス として孫まで引き継がれると言う。食習慣、喫煙習慣などの影響も、代々と遺伝子の外側のスイッチを調整する要因として受け継がれるのだ。

これが、遺伝子要因だとすると、自分で努力しても変えられないことになるが、遺伝子のスイッチとして受け継いだものであれば、自分が生活習慣を気をつけることで、病気のスイッチをオフにし、長寿遺伝子のスイッチをオンにすることも可能である。

ぐんまHHCでもさやかクリニックでも「自立した健康づくり」を推進している。「病気はあなたへのメッセージ」として、病気を人ごとととらえるのではなく、自分ごととして捉えようと伝えている。その際、もちろん、自分の食習慣、睡眠習慣、運動習慣、排泄パターン、思考パターンが病気に影響する。ところが、体質として、先祖代々と引き継がれているものも含むのだ。

この時、人は、体質だからと言って、自分ではどうにもできないものとして、医師に頼るのか、そうではなく、医師と二人三脚で、病気を自分ごととしてとらえるのとでは、遺伝子のスイッチへの働きかけが全く異なるのである。

その際、先祖代々引き継がれた自分の体質も自分ごととしてとらえると言うのは辛いことである。

そのきっかけを与えるのが、バイオレゾナンスである。

バイオレゾナンスでは、周波数調整の振動数幅が大きい。本人が気づかない間に、意識の部分と肉体の部分とに周波数調整をする。その調整によって、波動が物質化する。

そんな気づきをドイツで得られた。

でもやはり、バイオレゾナンスもサポートなのだと思う。自分が病気を自分ごととして受け入れることができた時に、初めて人は自分の病気を治すことができるのだ。

「先生、僕の病気を治すことができますか?」

「いえ、私には、治すことはできません。ただ、サポートするだけです。」

いよいよ、今週15日午後のクリニックセミナーは、パニックについて、肉体、精神、魂のレベルまで、現実的な生活習慣に落とし込んで、お話しします。午前中のクリニックセミナーでは、ドイツでの研修報告を織り交ぜながら、健康概論をお話ししますので、また、バージョンアップしたセミナーを聞きたい方は、一度参加されたことのある方でも、ぜひ、ご参加ください。