相手に期待しないで、愛を注ぐ
先日、診察室で、こんなことを話した。
つまりは、バッチのチコリー、レッドチェストナットのお話だ。
「相手が変わることを求めない。けれども、愛を持って、できることをする。」
ご家族について悩まれている人は多い。
子供、夫、妻、妹。
そして、ご家族の病気について相談だ。
相手を変えることはできない。でも自分を変えることはできる。
と、偉そうに、診察室で話していた私だったが、
昨日、S先生とMさんと話していて、ハッと気づいた。
私自身が、やっぱり、夫はいつか変わってくれると信じていた。
変わらない自由もある。
変わらないけど、言葉を伝え、考え方は伝えていく。
きっと、世の中の母親は、そんな風に子育てしてるのだろうなと思う。
相手が変わることまで求めて、その結果を見届けようとすると辛い。
そして、それは私のエゴである。
だからと言って、何も言わないというのは、不完全なコミュニケーションになってしまう。
相手の立場を考えて、自分の考えを伝える。
それを受け入れるかどうかは、相手に委ねる。
そんなことを、昨日のスタッフ研修で学んだ。
私自身が一番、学ばせてももらっている。