自らを解放する
自然療法の中でもフラワーレメディーを体系化されたのが約80年前に亡くなったイギリスの医師 エドワードバッチ博士です。
バッチ博士は、38種類のフラワーレメディを体系化される前に「人間の自由」をテーマに論文を書かれています。
その論文の中にこんな一節があります。
「どんな人の人生にも干渉をしてはならない。」
「自由を得るためには自由を与える」
そして人から干渉された時には
「愛を込めて、丁寧に、支配を拒むことです。」と。
人には、それぞれ使命があります。その使命、心の声に背いて、周りの人の意見を聞きすぎたり、人からの干渉を許してしまった時に、病気が生まれます。
自分の人生の使命に生きるとき、人は、自分の心の声に遠慮してはいけません。そして、それを干渉される つまり邪魔されそうになった時には、その干渉を許さないという強い意志が必要なのです。
弱さにはセントーリー、恐怖にはロックローズ。
干渉と手助けは異なります。
困ったら助けてもらう。困っていたら助けてもらうが基本です。家族が、仲間が、人が助けを求めていたら、彼ら彼女らが成長できるよう手を差し伸べます。それは、あくまでも、その人の自由を尊重することが基本にあります。
干渉とは、自分の思い通りにしようとすること。その場合、相手の自由、相手の本当の意図を考えていないのです。ですから、丁寧に断れば良いのです。
その干渉は、非常に分かりにくい形で襲ってきます。
一見、親切や心配を装っているので、まるで、自分のことを心配してくれたと勘違いします。その親切心を気遣い、断ることができない時に、病気になります。
人は、何のために生きているのでしょうか。人を傷つけないために生きているのでしょうか。誰かの干渉を許してはいけません。そして、必要以上に自分を否定するべきではないのです。人からの干渉により、不当に自分が傷つくと、人は、自分を責める傾向にあります。
しかし、あなたのゴールはどこにあるでしょうか。それは、相手の機嫌をとることではありません。あなたの使命を全うすることです。
ですから、完全に自由になる必要があるのです。
これは、依存から自立です。
あなたの人生はあなたのものです。死ぬ時に、「だって、あなたが邪魔したから、私は、〇〇ができなかった。」と言っても遅いです。
邪魔されたから、干渉されたからできなかったと言っても何も戻ってきません。
自分の人生は、自分でしか責任を取れないのです。
「自らを解放する」
これが、バッチ博士の一生のテーマだったのでしょう。
非常に共感し、改めて、お花の力に感謝します。