意味のないこと
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Dr.さやかの音声ブログ:ソーシャルディスタンスについて
日々、ニュースを見ていると、腹が立つことが何かと多い。
1、ソーシャルディスタンスについて
何を根拠にソーシャルディスタンスを1−2メートルと言っているのかと言えば、それは、飛沫が飛ぶ距離だと言う。つまり、あなたが、マスクなしに咳やくしゃみをした時にウイルスを含んだ飛沫が飛ぶ距離が1メートル。だから、1メートル離れて歩きなさい。と言うことだ。
では、マスクをしていたら、たとえ咳やくしゃみをしても、飛沫は飛ばないので、ソーシャルディスタンスを保つ必要はない。
もっと根本的なことを言えば、ウイルスを含む飛沫を吸い込んでも、自分に免疫力があれば、感染は成立しない。そのための、鼻粘膜、口腔から腸粘膜、全身の免疫力を高めて行くことが必要なことは言うまでもないだろう。
この、ソーシャルディスタンスという概念、皆、おかしいと思わないのだろうか?
2、PCR検査について
これは、CDC 米国感染症センターがこのような声明を出している。
Detection of viral RNA may not indicate the presence of infectious virus or that 2019-nCoV is the causative agent for clinical symptoms.
This test cannot rule out diseases caused by other bacterial or viral pathogens.
その中で、PCR検査でRNAが検出されたからと言って、(発熱や咳などの)臨床症状が新型コロナウイルスによると同定できない。
この検査は、他の細菌やウイルス感染の可能性を除外できない。
としている。
日本感染症学会も、
地域の流行状況によるが、PCR 検査の原則適応は、「入院治療の必要な肺炎患者で、ウイルス性肺 炎を強く疑う症例」とする。軽症例には基本的に PCR 検査を推奨しない。時間の経過とともに重症化 傾向がみられた場合には PCR 法の実施も考慮する。
としている。検査の性質から言えば、日本感染症学会の声明はもっともなことだ。都心では、新型コロナウイルス感染症による医療崩壊が叫ばれているが、医療資源の不適切な分配により生じているのだ。軽症者にPCR陽性患者に医療資源を投入し過ぎている。医者や看護師、ベッド数が足りなくなるのは当たり前のことだ。無駄な検査はやめて、重症患者にのみ注力すべきだ。
と言うわけで、何を言いたいかと言えば、ソーシャルディスタンスと言う概念の根拠も曖昧だし、PCR検査も万能ではないし、非常に曖昧な非科学的な概念のもとに、今の緊急事態宣言が出され、行動が制限されていると言うことだ。
そして、ある専門家はこの状況は18ヶ月継続するだろうと推測している。
経済活動の自粛とソーシャルディスタンスの担保が、18ヶ月継続すれば、肺炎で死ぬ人よりも、うつ病患者自殺者数の方が増えるだろう。
そして、人が正常な思考ができなくなった頃に、さあ、みんなでワクチンを打ちましょう。と言うことになるだろう。ワクチンの効果も十分検証がなされないまま、見切り発車されるに違いない。
みんなが思っているほど、科学的検証というのは十分になされていない。
もう少し、真っ当な科学的議論というのをし、真っ当な社会活動をしたいものだと思う。