良い人を辞めよう。
私の今年の目標は、自分を優先すること。すなわち、良い人を辞めることだ。
「え?さやか先生は、自分を優先していないのですか?」
という声が聞こえてくるが、やはり、自分のペースではなく、周囲のペースに気を配りすぎる傾向にある。その結果、疲弊することはよくある。
結局のところ、一生懸命働いて、相手のことばかり考えていると、自分のことは後回しになる。すると、自由に生きている人のことが羨ましくなる。
人のことにイライラする時というのは、自分がしたいことを相手がしている時だ。
社員が遅刻することにピリピリしている社長というのは、自分のために時間をゆっくりと使いたいのに使えていないのだろう。
人がズルするのではないかと、イライラしている人というのは、自分が自由にお金も時間も使えていないのだろう。
結局のところ、自分優先で生きてみたところで、世の中、大して変わりがない。そんなに一生懸命、人に気を遣って、我慢して、頑張って働いて、職場で優良社員だったとして、家に帰ってきて、ヘトヘトだったとしたら、いったい何のために働いているのだろう。ということになる。
特に、日本では「勤勉さ」が小さい頃から求められるが、自分をへずってへずって、生きたところで、幸せはやって来ない。
だから、良い人を辞めよう。
相手を優先する前に、自分を優先しよう。
自分に優しくできた時、相手にも優しくできるのだ。