風邪を予防する医療とは
最後の予防医学講座でこんな質問を受けた。
「先生や看護師さん、クリニックの皆さんは、インフルエンザが流行る季節
どのようにして、予防しているのですか?」
当院で提供している医療が、一般化していないため
うまく回答することができなかった。
ここで、説明させて頂こう。
さやかクリニックを開業してから、当院は予防に力を入れているので
冬にインフルエンザの患者が押し寄せることは少なかった。
しかし、年に1回は、休日当番医で、インフルエンザ感染者が
市内から押し寄せる。
先日の日曜日は、120名ほどが来院し、その内、大半が感染症だったのだ。
実は昨年の休日当番では、スタッフ全員がインフルエンザに感染してしまった。
そこで、今年は予防に力を入れたため、私をのぞいて誰も感染しなかった。
クリニックのスタッフと自分自身が、インフルエンザに感染しないように
いくつか手立てを打った。
予防に、ワクチンはほとんど意味をなさないため、当てにしない。
そこで、どうするか。
1、腸内環境を整える
食生活は大切。その上で、乳酸菌を飲んでもらっている。
カプセルを内服。または、乳酸菌を使って、豆乳ヨーグルトを作ってもらって
食べている。
2、昼休みに振動療法にかかる
インフルエンザの振動コードと、免疫アップの振動コードを組み合わせて
およそ30分ほど、お昼寝をかねて、振動療法にかかってもらっている。
3、当番日の前後で、点滴療法を施す
血液クレンジング、高濃度ビタミンC療法は、免疫力を上げて
感染症を防ぐ。
このため、当番日の数日前に、全員に点滴をしてもらった。
また、当番日当日も、点滴をした。
唯一、私が感染したようだったが
連日、上記治療をして、発症せずに発熱もなく経過した。
以前は、
「先生、元気になる点滴してちょうだい」
と言われても
「点滴は、脱水を改善するだけだから、意味ないよ」
としか言えなかったが
今では、自由診療ではあるが、元気になる点滴が存在するのだ。
地球環境も、労働環境も大きく変化する中
昔は、このような治療は必要なかったかもしれない。
現代社会では、どうしたって
疲労困憊で、風邪ひいてしまうこともある。
それを予防するもしもの時の治療法が存在するのだ。