障害者も恋をして働いて自立できるまちづくり

先日、清水聖義市長とお話させて頂き、気づいたことがある。

市長の著書の中にも「障害者が恋をして働ける」というワンフレーズがある。

本の中には、しばしば恋愛がメタファーとなっており、何とも楽しい気持ちになる。

さて、先日の対談で、福祉の話となった。魚を与えるのではなく、魚のつり方を教えることが将来につながると。

これは、すべてのことにつながる。

発展途上国へのボランティア活動でも同じことが議論された。井戸を掘って与えるのではなく、井戸の堀り方を教える。

教育でもそうだ。数式の答えを教えるではなく、数式の解き方を教える。答えを暗記するのではなく、答えを導きだすための頭の使い方を教える。そうすれば、今後の人生を創っていく糧になるだろう。

さて、医療もそうである。風邪を引いた患者が来る。風邪薬を処方する。5分診療どころか、1分診療である。患者は納得して帰る。医者は報酬を得る。簡単である。この患者は、風邪を引いたら、病院に行って薬をもらえば良いと学ぶ。

では、風邪を引いた患者に、なぜ風邪を引いたのかを教え、休養をしっかりとって、食事もあまり無理をして摂らないと伝える。その上で、風邪の予防方法について伝える。この患者は、風邪を引きにくくなると共に、風邪を引いても自宅療養で治すことも可能になる。

後者、すなわち魚の釣り方を教えるのが医療だと思う。

障害者に限らない。健常人でさえ、自立していないのだ。

私たち、ぐんまHHCは、真の自立した健康づくりのために、学びの場を提供するカレッジなのだ。

この先には、教育、医療、福祉と行政、民間団体である我々が、協働で創り上げる健康都市おおたのまち創りの実現が待っている。

乞うご期待!!!