選択の基準

さて、

人は、小さな選択から大きな選択まで、日々行っている。

その時、何を軸に選んでいるかは、人によって異なる。

何となく選んでいるものも全て、何かの判断基準がある。

 

例えば、夕食の食材を買いに行くとする。

 

食べたいから、買う

お得だから、買う

 

病院を選ぶ時

 

先生のことが好きだから行く

話を聞いてくれるから行く

近いから行く

待ち時間が少ないから行く

 

では、結婚相手を選ぶ時

 

好きだから結婚する

この人と結婚したら、一生お金に困らなそうだから仕方なく結婚する

 

つまり

好き嫌いで選ぶ か

損得で選ぶ

前者を、社会的規範、後者を市場的規範と経済学の用語で言うそうだ。

経済を回す時に、大切なのは、損得勘定が必要かもしれないが、多分、生きて行く上で大切なこと。

 

別の見方をすれば、好き嫌いと言うのは、自分がどう思うか自分軸の選択であり、後者は人からどう思われるか、他人軸の選択とも言える。ただし、社会で生きて行くためには、どちらも大切で、要はバランス感覚だ。

 

しかしながら、私は、大切な決断の時は、絶対に、好きか嫌いかで選ぶ。結婚、引っ越し、転勤、開業、旅行、損得抜きで、自分の心の声に耳を傾ける。そうすると自然に答えが出ることが多いのだ。損得勘定で選択した時には、何か不都合なことが起こる。

 

人に嘘をつくことができても、自分に嘘をつくことはできない。

大切な決断をする時は、自分の心に耳を澄ませてみよう。