覚悟

昨年、太田市に引っ越してきて
実は、私は、2つの顔を持っていたように思う。
そして、しばしば、その両面に内外ともに混乱を招いてきたことも事実である。

一つは、心のケアに取り組む医師。特に発達障害に力を入れてきた。
特に、医療というのは、公共性も含むので、精神科ショートケアを併設し
いつでも誰でも受け入れられるように整備してきた。

もう一つは、統合医療に取り組む医師。これは、非常にマニアックで
コアなファン層に向けて、興味を持ってくれる患者さまに向けて
自由診療を提供してきた。

この活動は、実は、一見、相反するように見えていたが
うまく、クリニック内では統合して、スタッフみんなが一丸となり
多くの皆さんに医療を提供してきた。

時代が進むにつれて
後者の、統合医療は、コソコソとマニアックにやっている時代はとっくに過ぎていて
思ったより多くの人に興味関心を持っていただき、
病気の予防のために、自由診療で通ってくださる人が増えた。

今後の課題は、2つある
1、この興味関心を多くいただいている統合医療を
一般の人に向けて、わかりやすく啓蒙すること。
2、統合医療に取り組む医療者の仲間を増やし
もっと多くの人にこの医療を受けていただく機会を増やしていくこと。

である。
そのために、実は、最初に活動してきた、心のケアの活動が大切なのだ。
より多くの人に伝えるために
公共性と、個人的な事業とが昇華され
新しいステージに入ると考える。
つまり二つの顔は、一つになるのだ。

多方面からアプローチすることで
実は、一部の人にしか受け入れられないと思っていたことが
すでに、多くの人に受け入れられる時代がやってきているのだ。

従来のやり方ではなく、新しいやり方で
統合医療を広めていく。
これを実践するのに、なぜか、太田市はとても魅力的である。
その理由は、また1年後にはお伝えできるだろう。