良いリーダーであることを手放す
自治医大に勤めていた頃、お世話になった梶井教授は
「私が、最後は責任をおう。だから、自由に学び、自由に仕事をしなさい。」
と言ってくださった。
私を始め、医局員一人一人を信じて認めてくださったからの
一言だった。
私は、開業して、梶井先生にように、度胸があって、包容力がある
優しいドクターでありリーダーになりたいなあと思っていた。
でも、やっぱり、私は、梶井先生のように、度胸はないし、包容力もない。
私は、医者である前に人間だから
受け入れられないこともある。
許せないことだってある。
身の回りに起こることは、自分の身の丈に応じて起こると言う。
多分、自分が成長すると、身の回りに起こる問題も変わっていく。
ちっぽけな自分にとって、受け入れられないことは
自分に素直になって、受け入れない。
何故ならば、無理して、寛容なふりはできない。
私が生きる上で、もっとも大切にしていること。
それは、「誠実であること。」
今の自分に素直に生きよう。