未来の医療は、現在進行中
新しい価値観の醸成が、新しいビジネスを創り出す
以前、統合医療に関する勉強会で
「そういった医療は、患者さんが求めているのですか?」
というような質問を、隣の女医さんがしていた。
血液クレンジングも高濃度ビタミンC療法もバイオレゾナンスも全て
欧米発症で、日本ではまだまだ認知されていない。
いまだに、保険で認められている医療以外は
信じられないという医師も多い。
そして、医師は、保険外診療は患者に受け入れられないと
思っている。
では、保険で認められている医療が本当に安全かと言えば
そうではない不確実性を含んでいる。
手術をするときも、抗がん剤を投与するときも
「何かあっても文句言わないでね」という同意書を患者さんに求めるのだ。
医療の不確実性は、西洋医学にせよ、東洋医学にせよ、統合医療にせよ、変わらないと
私は思う。
その不確実性を前提に
良い医療を世の中に広めていく必要があるのだ。
それを受け入れられるような世の中を創っていく。
ウーバーであれ、ドローンであれ
今までなかったものが世の中に出て来て
皆があっと驚いて、そしてそれが広まっていったとき
世の中が便利になる。
求められるから創ったというよりは
創造物が新しいニーズを開拓したと言えよう。
それが、新しいビジネスの創造になり、世の中を大きく変えていく。
新しい価値観というのは、最初は、クレージーだと言われる。
統合医療だって、現状の価値観からすれば、「そんなの求められているの?」と言われる。
しかし、統合医療が本当に広まっていったとき
それが当たり前の世の中となり、
もしかしたら、現状の医療が野蛮だったねと言われる時代が
来るかもしれない。
現在進行中で、私たちは、未来の医療を創っているのだ。
現代医療に嫌気が刺したからと言って、
医者をやめてしまうのはもったいない。
かと言って、現状の医療を受け入れて働くことに限界を感じている医師も
少なくないはずだ。
一緒に新しい価値観を創造していく仲間を増やしていきたい。