未来の医学と現代医学が繋がるエピジェネティクス

さて、昨日、未知の化学物質には気をつけた方が良いという記事を書いた。これに対して、さやかクリニックではどのように対応しているかをお書きしよう。

実は、このような体に対してどんな影響を及ぼすか分からない化学物質や重金属の影響を、バイオレゾナンス医学で推定している。このことは、常識的な人が読めば「ぶっ飛んでいる」と言って、信用しないかもしれない。なぜならば、採血するわけでもなく、体に触れるわけでもなく、レヨメーターという機械を用いて、物質の共鳴を測定するだけだからだ。分からない人が見ると、占いか何かと勘違いするかもしれない。とにもかくにも、このような共鳴を用いて、身体に影響しているであろう物質を推定し、それを解毒するということを繰り返している。解毒方法としては、漢方、点滴療法、振動療法、イオンデトックスなど種々提供している。

実はこのことを実践してきて、現代医学でいう遺伝学とかけ離れていると感じていた。遺伝子解析が進めば、がん治療が進み、慢性病へのアプローチが開けるという医学者も多い。ところが最近になって、遺伝子発現には、エピジェネティクス が影響していることがわかった。すなわち、環境因子によって遺伝子発現をONにしたりOFFにしたりするエピジェネティクス が存在する。このエピジェネティクス により、原因志向型のバイオレゾナンス医学と現代遺伝学が結びついたのだ。

兼ねてから、不思議だった。矢山先生やアンドリューワイル博士が提唱する化学物質や重金属、潜在感染がすべての病気の原因であれば、それが、がんになったり、自己免疫性疾患になったり、神経変性疾患になったりする多様性はどのように説明したら良いのかと。しかし、このエピジェネティクス という考え方を知り、分かった。やはり、バイオレゾナンス医学の原因志向型のアプローチは間違えてない。この5つの病因が遺伝子の形態自体に影響は与えないものの、遺伝子発現に影響を与えているのだ。遺伝子発現により、合成されたタンパク質が、その種類によって様々な病気を引き起こす。そして、その遺伝子発現に影響を与えている病因を取り除くことこそが、バイオレゾナンス医学の原因志向型アプローチなのだ。

私の推測だと、オーダーメイド治療の一環に、遺伝子診断がもてはやされているが、それはもう古い時代がすぐ近くまで来ている。なぜならば、生活習慣によって、その遺伝子が発現される人もいればされない人もいるのである。そうであれば、遺伝子解析を一生懸命するよりも、遺伝子発現に影響を及ぼす要因にアプローチした方が良いのである。それこそが、バイオレゾナンス医学なのだ。

ことさらに、現代社会に対する化学物質の脅威を伝えることが本意ではない。その解決方法を医療で提供することが可能になっているのだ。それが、バイオレゾナンス医学による原因志向型アプローチである。

次回、5月23日のクリニックセミナーではデトックスについて、上記視点から詳しくお伝えしたいと思う。


IMG_2575 IMG_2576

前の記事

疫学研究の限界