未来から自分を語る
今は、受験シーズンなので、中学3年生や高校3年生が、そのプレッシャーに押しつぶされそうになって、パニックになり、当院を受診することが多い。
彼ら、彼女らたちと話すと、随分と窮屈だなあって思う。
大人は、子供の夢を奪ってはいけない。
「〇〇大学に行きたい。」
「〇〇になりたい。」
「〇〇をしたい。」
そんな夢を子供が語った時、
「そんなに簡単ではないのよ。あなたには、どうせ無理よ。」
そんな言葉を親や教師が語る。
すると、子供はどうだろう。夢を見るのを諦めてしまう。今の成績じゃ、あの大学には合格するのは無理だ。今の僕には、パイロットにはなれない。
現在の自分を積み上げて、未来を作るのではない。できない自分から積み上げたら、できない夢しか未来にない。
夢は未来から語るものなんだ。
将来こうなりたいなあって、ワクワクしながら思い描いて、そこから、今の自分が何をするべきか考え、行動する。するといつの間にか、夢が叶うんだ。
そんな大切なことを胸を張って伝えられる大人でありたい。
私は、41歳になった今だって、未来の夢を思い描き、そこに向かって仲間と一緒にワクワク努力する。どんな仲間とどんな夢を思い描くか。それが人生において、もっとも重要なんだ。