情報の伝え方
自分が発信する情報が受け取ってもらえることが重要であるが、最初から100%伝わることは稀である。
しかし、人はつい、自分が伝えたい情報は100%受け取って欲しいと考える。かつての自分はそう考えていた。このため、自分の情報が伝わる相手のみを選んで、話していたのだ。なぜならば、攻撃されたり否定されたりするのが怖かったからである。相手を選んで話せば、お互い安全で、傷つくことも少ないのだ。
すると、結果的に、自分と考え方が近い人たちに、自分の考えを伝える形になるので、ファンクラブ的になりやすい。
しかし、本来、伝える必要があるのは、自分の考えを現在知らない人たちである。知らない人たちに伝えていくことで、輪が広がり、世の中が変わる。
世の中を変えていくためには、多くの人に伝えていく必要があるのだ。
その時に、伝える手段は多い方が良い。そして、最初はきっかけだけでも良いのだ。もしかしたら、情報に何度か暴露される内に、腑に落ちるかもしれない。腑に落ちる瞬間は人によって異なる。そのタイミングはこちらで図ることはできないのだ。
ラジオ、テレビなど、見聞きする情報、新聞や本などの活字情報、ネット情報、友達からの口コミ情報などなど。
実際に最も影響するのは、グーグル検索で得られた情報でも、テレビの情報でもなく、リアルな口コミだと思う。
しかし、どの方面から伝わっても良いと思う。
ただ、その情報の伝え方は工夫が必要だ。
手段によって、言葉を選び、情報を限局する。
それは、フェアじゃないじゃないかという人がいるかもしれない。
しかし、人によって伝え方を変える方がよっぽどフェアだと思う。それが優しさだと思う。
入り口はどこから入っても良いのだ。全ての入り口は一つの出口にはつながっている。