学びが原点

昨日、食についてのセミナーをぐんまHHCで開催した。

何と、34名の方が参加し、スタッフを含めたら、50名近くの聴衆となった。食への関心の高さが伺える。

私自身、紆余曲折を経て、比較的健康な体になった。それでも、体は弱い方なので、体調は崩しやすい。

学生の頃から、食べ物への関心は人一倍だったが、こだわりすぎて、食べられなくなった時期を経て、今の中庸の状態に落ち着いた。

そんな話をする中で、とても感慨深いと感じた。

何故ならば、大学病院を辞めて、開業したとき、実は、サヤカの健康支援塾として始めた。学ぶことを提供し、医療は二の次と思ったからだ。定期的にセミナーを開催した。

それが、NPO法人に発展し、今の形となった。

平日の日中に、これだけ多くの人が集まり、健康情報について耳を傾けてくれることを本当にありがたいと思う。仕事を休んで参加している人も多数いる。

学びながら健康になるとは、まさに、情報を鵜呑みにするのではなく、考える力を養うことなのだ。

ただ情報を表面的に受け取るだけならば、ビデオでも問題ないかもしれない。

しかし、何故そうなのか、どういった機序でそうなるのかを考えたとき、それは相互のコミュニケーションによって学びが深まるのだ。

これからも、健康についての学びの場を提供し続けよう。

それが、まさに私の息抜きであり、生きがいの場でもあると気付かされた1日だった。

そんな学びの場を支え続けてくれるスタッフのみんなにも感謝したい。