妄想の続き
今日も、私の妄想にお付き合い頂きたい。
以前にも記事にしたことがあるかもしれない。誰かから聞いた、たわ言のようなことで、時々、思い出すことがある。
それは、人には、役割があるということ。
おそらく、以下の4つくらいに分かれるのではないかと推測する。
A. 0から1を生み出す人
B. 1から10に伝える人
C. 10から100に伝える人
D. 100からいっきに10000に伝える人
これは、指数関数になっている。
Aは天才的な能力の持ち主である。Aの人が、B~Dの人とうまく協力できると、世の中を変えることができる。ところが、Aは概して、奇想天外のため、人に伝えることが苦手で、人付き合いも苦手である。このため、世の中に埋もれてしまった、Aタイプの天才は多いと推測する。
Aさんが、輝くかどうかは、Bさんと出会えるかどうかにかかっている。Bさんは、天才Aの才能を理解することができる秀才タイプだ。唯一、Aさんのことを理解できるのは、Bさんである。CさんやDさんには到底理解できないのだ。このため、Bさんが、CやDへのメッセンジャーとなる。
Cさんは、巧みなマーケッターだ。ブルーオーシャンを嗅ぎ分け、Bさんの情報を収集する。この人が、世の中を変える富裕層Dと手を組んだ時に、いっきに世の中を変えることができるのだ。
漫画家や画家、例えば、手塚治虫やゴッホやピカソもそうだが、生きている間よりも死んでからの方が世界的に有名になっている。おそらく、Aタイプの天才は孤独で、Bタイプの友人と出会うことができなかったか、生きている間に信頼することができなかったのかもしれない。
そんな妄想を友人と話していた。
友人との話はこうだ。友人はタイプAで、私はタイプBだ。
Bさんが、アルケミストで、いろんな鉱物を混ぜ合わせて、石を作っていた。あれこれ文献を取り寄せて、ワクワクしながら、作っていた時に、Aさんが、突然のひらめきで、Bさんが作っていたツボの中に、誰も考えない組み合わせの鉱物を入れた。そしたら、突然、綺麗なマリンブルーの石ができた。
AさんとBさんが出会って、錬金術によって綺麗な石ができて、喜んでいると、Cさんが出て来た。
「その石をどうするのですか?」
AさんもBさんもただ、喜びに浸っていただけで、それから、また、他の実験で、別の色の石を作ろうと思っていた。
「え?どうするも、こうするも、また、別の色の石を作ろうと思って。」
わいわいしながら、ツボのなかをぐるぐるとこねていると偶然、パープルの石が現れた。
そして、Cさんは、さらに心配して
「それで、マリンブルーの石と、パープルの石をどうするのですか?」
「え?だから、今度は、別の石を作ろうと思って。」
そこで、AさんとBさんは気づいた。別の石を作るのに、もう、お財布が空っぽになってしまっていた。楽しくて、お金のことをすっかり忘れてしまったのだ。
そこで、Cさんから
「この、石で、コーヒーカップを作ったら、コーヒーをとても美味しく頂けるとと思いますよ。」
「え?!」
という訳で、AさんとBさんが生み出した石が、様々な商品に様変わりし、周囲の人を驚かせることになった。そうすると、大地主のDさんが出て来て、
「御社の製品を我が社で、生産させて欲しい。」
そして、アルケミストであるAさんとBさんの発明したアイディアは、工場は、世の中に広く貢献することができたのだった。
という、私の夢物語にお付き合いいただき、ありがとうございました。