内なる葛藤

さて、アプリ開発のための、心のケアチェックシートに自分で○を付けて、診断してもらった。いくつかの感情と行動の自己パターンが分かった。中でも自分で印象に残ったのが、葛藤だった。

この分析より、この心の内面の葛藤というのが、外の世界にそのまま現れることになると知った。

例えば

私は、突然夜中に泣き出してしまうような心の弱さを抱えている一方で、クリニック内では一番権威ある院長職で、スタッフに指示している。

私は、怖がりで面倒臭がりな一方で、知らない世界を見たい好奇心が旺盛である。

私は、ズボラな一方で、規律に厳しい。

私は、人に優しくしたい一方で、怒ることがある。

などなど。

一体、人の上に立ちたいのか、それとも受け身でいたいのか。葛藤がある限り、とても複雑な感情構造となる。だからこそ、感情面でも、自分にとって今必要のない感情は削り、シンプルに生きる方が健康的であると気づいた。

威厳を示してリーダーシップを取りたいのならば、受け身である必要はない。

好奇心が旺盛なら、どんどん外に出れば良い。

人に優しくありたいなら、優しくあれば良い。

人を導きたいのであれば、厳しくあれば良い。

そう思ったら、とても楽になった。今まで、欲張りな自分がいたことに気づいた。●も○も欲しいといって葛藤していたのだ。●は●だし、○は○だ。両方が一度には手に入らないのだ。

さて、皆さんも、

断りたいのに、受け入れようとしたり、

嫌いなのに、好かれようとしたり

そんな葛藤を抱えていないだろうか。思い切って、自分の心に正直に、相反する一方の感情や思考を切り捨ててみよう。そうすると、自分の本質が見えてくるだろう。

この現在開発中の心のケアチェックシートは、12月4日の自立した健康づくりセミナーで初公開となる予定である。当日、参加者全員に自己チェックしてもらう予定である。気になる方は、ぜひ、参加して欲しい。