全ては恐れを手離すことから始まる

さて、昨日、天才と秀才と凡人の要素が全ての人の中にあるとお話しした。

その全ての要素をどんなバランスで持っているかは、人それぞれ異なるため、全く同じパターンの人に会うことは少ないかもしれない。

そして、自分の才能を十分活かすためには、自分と異なる特性を持つ人と協力する必要がある。そのためには、自分ができない、苦手なことを認め他者にお願いするという決断をする。そう決めることができた時に、その役割を担ってくれる人に出会うことができるのだ。

できない、苦手なことを認めて、それを人に任せるというのは「恐れを手放す」ことである。

 

あなたは、お金持ちになりたいのですか?

あなたは、異性にモテたいですか?

あなたは、有名になりたいですか?

 

自己顕示欲とは、劣等感の裏返しである。こんな欲望が強い時は、恐れが強く、自分のマイナス感情に蓋をしてしまう。自分はなんでもやろうとする。自信過剰になる事もある。さらに、警戒心も強くなり、他者を信頼することができない。そんな人には、誰もアドバイスさえしてくれない。

欲望が強い人の周りには、欲望の強い人が集まる。

もちろん、私欲は誰でも持っているし、大切だと思う。しかし、自分の生きる上での目標をもっと他者のために、公の目標に昇華していくことが重要である。

自分のためが、周囲の人のため、社会の幸せのために繋がった時に、人は、恐れを手放すことができるのだ。

 

あなたの本当の夢は何ですか?

 

自分の人生の目的を、私的なことから、公的なことに昇華させよう。

社会貢献していこうという志の高い人の周りには、同志が集まるのだ。

初心を忘れないようにしたい。

なぜ、私が医者になったのか。人の健康を根本から支えたいからだ。それに共感してくれる仲間がいることに感謝したい。