コンセプトを持った統合医療
統合医療という概念は、まだ日本では確立されていないと思う。
統合医療と言っても
ドイツ振動医学、ヨガ、ハーブ療法、ホメオパシーやフラワーレメディー、漢方療法、エネルギー療法から
血液クレンジングや高濃度ビタミンC療法などの点滴療法、サプリメントなどの栄養療法
カイロプラクティックやバイタルリアクトセラピーなどの骨格へのアプローチ
免疫療法や遺伝子治療 などなど。
私は、保険で認められていない治療法を、医師が取り入れて、自由診療の幅が広がって行くのは良いと思う。ただし、コンセプト つまり理念が大切だ。
皮膚科や美容外科では、単純に見た目のアンチエイジングへのアプローチとして、美白目的に点滴療法をしているところもある。
統合医療でもがん専門にしているクリニックもある。がん治療を追求して、点滴療法や免疫療法、遺伝子治療と取り入れているところもある。現在のがんに対する3大療法(手術、放射線、化学療法)では不十分であるため、他の治療法でより良いものを追求しているのだろう。
やっていることは新しくても、症状を抑える、対症療法を行なっている統合医療と称しているクリニックは少なくない。
さて、当院はこれらのクリニックとは、理念を異にする。
なぜ、当院が、免疫療法や遺伝子治療に取り組まず、血液クレンジングや高濃度ビタミンC療法などの点滴療法は取り入れているのか。バイオレゾナンス医学、フラワーレメディーなどの自然療法、食事指導、サプリメントを含めた栄養療法を取り入れているのか。理念を踏まえてお話ししよう。
その理由は4つ。
1、当院のコンセプトは、対症療法ではなく根本療法である。
今まで過去の記事で紹介してきた方向性が間違えている治療法を覚えているだろうか。がん細胞の交感神経刺激を抑制する、PM2.5への免疫応答を抑制する、炎症が生じた扁桃腺を摘出する、うつ病患者に抗炎症薬を開発する。いずれも、新しい今後期待されている治療法である。しかし、当院では決して、これらを採用することはない。何故ならば、これらは、対症療法だからだ。
免疫療法も遺伝子治療も病気の本質的医療ではないと考えるから、採用しない。
当院では、根本治療になりうる治療法のみ採用している。
2、「学びながら健康になる」が基本である。
当院の治療コンセプトは、どこまでも、その人の自然治癒力を発揮することを助けること。それを邪魔している生活習慣を学びながら変えて行くことだ。このためには、患者さん自ら学んでもらう。
3、「治すから予防へ」病気になってからではなく、病気になる前に取り組む
血液クレンジング療法や高濃度ビタミンC療法を取り入れているかと言えば、無理なく免疫力をあげ、病気を予防することが可能だからだ。しかし、病気の本当の原因にアプローチせずに、点滴だけしていたら、本末転倒なのだ。解毒治療、生活習慣指導、栄養療法と合わせて提供するから意味がある。
4、治療法の基準は、バイオレゾナンスの測定による
自然治癒力を引き出す治療の根本は、先人たちが築き上げてきた。ハーネマンやバッチ博士の時代に確立された自然療法、古代日本人が大切にした植物の力を借りて人間のケアをする漢方療法など。それらを組み合わせて、現代の技術で良いものをどんどん取り入れていく。そのためには、各人の体質に合わせたオーダーメイド治療が必要である。その判断軸が、バイオレゾナンス医学なのだ。現代という時代にマッチした新しい時代の統合医療である。
決して時代遅れでもない、そして、目新しい治療法に飛びつくミーハー治療院でもない。
軸はブレない。
あなたの治癒力を発揮させるのは、あなた自身である。
自分で自分をケアしたいという意思がある方は当院を受診していただきたい。