インフルエンザ予防
インフルエンザ予防のために、多くの人が、予防接種を打つ。
予防接種を打って、それ以上は自分で努力しない。せいぜい、外出の時にマスクをするくらいだろうか。
「予防接種を打ったのに、インフルエンザにかかりました。」という人は多くいる。
本当の予防ってそれで良いんだろうかと、思う。
では予防のために大切なことは何だろうか。要点は3つ。
1、鼻呼吸
ウイルスが口から入ると、ダイレクトに気管支に入ってしまう。鼻呼吸であれば、鼻粘膜にあるIgA抗体などが防御に当たることができる。
マスクをして、口呼吸をしている人。気をつけてほしい。マスクは、飛沫感染の予防になっても空気感染の予防にはならない。ウイルスは、マスクの網目よりずっと小さい。
マスクをして飛沫感染を予防することは大切だが、きちんと口を閉じる。夜寝るときの口テープも良いだろう。
2、上咽頭洗浄
風邪予防に、手洗いうがいを勧められることが多い。もちろん大切だが、うがいは、口しかできない。本来、うがいすべきは鼻うがいである。生理食塩水で、出かけた後に鼻うがいをするのも効果的である。
しかし、難点がある。痛みを伴うのと、やりすぎると鼻粘膜を痛めてしまう。
それよりも、簡便で、効果的なのが、上咽頭洗浄である。なぜならば、上咽頭こそが、インフルエンザウイルスが体内に入る関門だからだ。
重要な関門を、エキナセアハーブや梅エキスで洗浄することを当院では進めている。
私自身も、毎日1日2回、上咽頭洗浄しているが、風邪を引きそうになったら、1日5−6回に洗浄回数を増やして対応している。すると、鼻汁が痰や咳に移行せずにすんでいる。
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3、休む
これが実は、もっとも大切である。年末にかけて、どこも忙しくなるため、過労になりやすい。疲れる前に休むこと。
詳細は11月13日の自立した健康づくりセミナーでお話ししよう。