がん検診を受けた方が良いでしょうか?
診察室で、様々な質問を受ける。
「がん検診を受けた方が良いでしょうか?」
普通、患者は、医師にこのようなことを聞かない。なぜならば、検診を受ける事は常識だからだ。
「先生、子供に予防接種を受けさせた方が良いでしょうか?」
通常、こんなことを医師に聞く患者はいない。同様の理由だ。
では、なぜ当院では、私にこのようなことを聞くのだろうか?がん検診に戻って考えてみよう。
バイオレゾナンスで毎月患者さんの体をチェックしていると、今月はとても疲れていたり、元気であるというのがリアルに推測できる。炎症が強い、アレルギーが強いなどもそうだ。
さて、正確に言えば、ガンの共鳴のあるなしも推測は可能である。
だから、患者さんは、バイオレゾナンスでガンの共鳴がないから、ガンではない分かるので、安心であるとして、がん検診を受けない人もいる。
しかし、私自身は、レゾナンスで正常でも、簡単な検査ですむがん検診は受けるように進めている。
これが、パラドックスだ。こんな会話になることもある。
「検診を受けるかどうかは、自分で決めてください。」
「え?私が決めるんですか?」
当たり前である。あなた自身の体だ。
つまり、ガンであるかどうか、ガンになるかどうかは、あなた自身である。あなたの体だ。医師が大丈夫だと言っても、ガンになるような生活習慣を続けていればガンになるだろう。ガンにならない生活習慣であれば、ガンにならないだろう。
つまりは、ガン検診は入り口にしか過ぎない。バイオレゾナンスによるチェックも入り口にしか過ぎない。検診を受けたからと言って安心できるものでもないし、検診を受けていないからと言ってガンのリスクが上がるわけでもないのだ。
ただ、私は忠告はする。
「あなたの身体の状況はあまり良くないから、食生活、薬の飲み方、など気をつけてください。あなたにオススメの治療法は〇〇です。このまま行くとガンのリスクも出てくるでしょう。」
「あなたの身体の状態は良いです。今のまま、生活習慣を気をつけてください。」
しかしながら、あなたの体はあなたのものだ。あなたの健康を死ぬまで保証はできない。
医者任せにしてはいけない。自分の体に自分で責任を持とう。