お変わりないですか?
先日の朝のミーティングでこんな話があった。
日本人は、「お変わりないですか?」と聞くと「変わりないです。」と言うのが元気ですよと言うメッセージだが、西洋ではそのような言い回しはなく、変わりがないと言うのはマイナスだと言う。
振り返って、日本人が「変わりない」と言うのは、環境が変化していることに自ら変化させて対応しているので、結果的に変わりないと言う返事になる。だから、本当は変化していると言うことだった。
なんだか、トンチのような話になってしまったが、すなわち、私たちは日々変化している。
先日、スタッフミーティングで、一人が
「入職した当初は、クリニックの変化に付いていくのが大変だったが、今では、変化を楽しんで、やりがいを持ってお仕事させていただいている。」
と話してくれた。
私は、変化しているつもりはなかったが、振り返ってみると、一昨年前と昨年と今年では、診療スタイルは変化している。半年前と今でも異なる。何故ならば、必要だと思う情報を取り入れて、統合しているからだ。すなわち日々、変化しているのだ。数ヶ月毎に遠方から来院される患者さんがいらっしゃって
「このクリニックは、来るたび毎に、変化があって、毎回びっくりしますよ。」
と言われたことがあった。さほどの変化ではないが、患者さんからしたら、大きな変化だったようだ。
根底は変わらない。ただ表現方法が変わっただけである。皆さんも、ふと、半年前の自分と今の自分とを比べてほしい。いつの間にか変化していることがあるはずだ。みんな、お変わりなく変化している。