陰陽の世界

友人と夢物語を良く話す。友人が、こんな話を切り出した。

「この世の中には、陰の世界と陽の世界に生きる人たちが混在していて、同じ世界に生きていて、会話をしているのに、実は、お互いに違う世界を見ているのではないかしら。」

「え?」

どうやら、彼女の話によると、陰の世界の人たちと陽の世界の人たちは、一見わからないが、実は、生きる世界観が異なっている。だから、話し合っても平行線をたどるか、理解しあっているように見えても実は、すれ違っている。

そんな物語を面白いと思った。

陰陽かどうかは分からないが、現実世界では、相手と自分の価値観が一緒だと勘違いして、傷付き合うことも多い。そもそも人はそれぞれ価値観が違い、全く違う世界観で生きているのだと思う。

私は〇〇を好むから、Aさんも〇〇を好むはずだ。

私は、△△を正しいと思うから、Bさんも△△を正しいと思うはずだ。

そんなはずはない。客観的に見てみよう。