自分たちの力で社会は変えられる

診療で、若者と話す機会が増えた。
発達障害グレーゾーンと呼ばれる者たち。
パステルゾーンとも呼ばれる。
彼ら彼女らと話すと非常に繊細であることに驚かされる。
繊細でまわりの影響を受けやすいからこそ、
世の中のシステム、競争社会、資本主義社会の中で生まれる価値観を
冷徹な目で眺めている。

私「世の中、自分の力でやりたいことをすれば、社会を変えることができるよ。」
Aくん「そうかなあ。僕はそうは思わない。現実主義者だから。現実離れした夢は見ない。俺の言うことを周りの人が聞いて影響を受けるとも考えられない。」
私「世の中、競争社会で、競争させられることで、劣等感、優越感という感情が生まれる。でも、本来、誰が誰より劣っている(優れている)というのは関係なくて、みんな違ってみんな良いんだ。」
Aくん「本当に今の教育は終わっている。競争させられている感じが息苦しい。でも、その競争に勝たないと僕の未来はないと思う。」

このような若者が一人ではなく、何人もいる。

小中学校でなりたい職業の大人気は「公務員」だそうだ。
職業がこれだけ多様化する中で、なりたい職業を思い浮かべることができないのだろう。
でも、今ある職業は10年後にないかもしれない。医師だって、日本の保険制度がいつまで保つか分からない中で、国が破綻すれば間違いなく失業する。
逆に、未来には今では創造もしなかった職業が生まれているかもしれない。
職業という呼び方にこだわる必要もない。
自分たちで変えて行ける社会なんだと
背中で見せられる大人でありたい。
パステルチルドレンたちが、
「自分たちの力で社会を変えて行けるんだ。」と思える社会にしたい。
みんなで、楽しく未来を想像し、作り上げていこう。

 

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