発達障がいシンポジウム2016 in Gunma レポート
去る12月18日開催いたしました、
「発達障がいシンポジウム」について
事務局長 三田より報告させて頂きます。
当日は300名のお申込みがあり
後部座席を増やしての開演となりました。
開演のご挨拶を穂積昌信群馬県議会議員より。
「私は県議会議員ですが理学療法士としての
立場で応援に来ています!」
とのお言葉を賜りました。
最初に親子基調講演
イイトコサガシ代表冠地情さんから。
「自分は発達障がい代表として講演してない。
自分は『冠地情』である」
「他者評価で生きるのはナンセンス」
「個性を個性としてちゃんと
リフレ―ミング出来る大人の言葉が大事」
さすがに全国講演している演者さんだけに
講演上手!
まるでミュージカルを見ているみたいでした。
続いてお母様の俊子さん登壇。
「正しい(A)、正しくない(B)か?
というどちらかの選択肢しかない
世の中が発達障害の生きづらさを創っている」
「何より母親が癒されていることが大事」
とご自身の体験を通して優しい口調で語ってくださいました。
小柄で控えめで可愛らしい方。
息子の冠地さんを気遣っていた様子が印象的な
とても品のよいお母さまでした。(冠地さんは照れ臭そうだった)
次に
発達障害教育者の撹上雅彦先生(かく先生!)登壇!
「人と比べるからみんなが辛くなる」
「発達障害であってもなくても人生のゴールは
『幸せ』であること」
「『医療、福祉、教育』すべての枠組みを
超えて新しい社会を創造しよう!」
とその思いを会場のみなさんに訴えました。
かく先生の講義は初めて聞いたけれど
さすが教育者らしくとても聞きやすかった。
当日押し寄せたママさんファン達が
「もっとかく先生のお話聞きたかった」と
騒いでいたので(本当に人気!)
「かく先生のお話会」を開催いたします(*^^*)
そして最後は!
我らが関根沙耶花先生。
「発達障害は傾向である。だから
医療の枠組みだけでは治らない。
社会全体で考えるべき」
「治療とは『みなと同じ枠組み』に戻す
ことではない」
「症状自体を治すと考えるより
将来の子供の幸せを考えることが最も大事」
「問題は子供より親ごさんの意識であることが多い」
『私は、今、医師ではなく一人の人間として
社会活動家としてこの場所に立っています』
と最後に言い放った彼女の覚悟は
会場の何百人もの心を動かしたと思います。
最後の演者座談会の様子。
ガチで打ち合わせなしでしたが、
4人のゴールと価値観が全く同じだったので
素晴らしくかみ合っていた瞬間写真。
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参加者の方の感想をシェアさせて頂きます。
(本当に沢山のアンケートを頂きました
それも長文!感謝)
「考えがすべて逆転して顔がぐちゃぐちゃに
なるほど泣きました」
「もういいよ!そのままでいいよ!と子供を
抱きしめてあげられる親でいたいと思った」
「常識にとらわれ過ぎていた自分に
気付きました。比べる事をやめます」
「まずは自分から変わらなければいけない
ことに気付きました」
等々、本当にたくさんのご意見を頂きました。
参加者の皆様本当に有難うございました。
第2回目のシンポジウムは
来年度太田市にて開催予定です。
どうぞ宜しくお願いいたします。
各メディアにご紹介頂きました!
群馬テレビ(12月18日 18時~放送)
上毛新聞(12月19日朝刊)
毎日新聞(12月19日朝刊)
東京新聞(12月19日朝刊)