才能と孤独のはざま

世に言う天才は孤独だったんだろうか。

ゴッホやピカソは、亡くなってからの方がより人に影響を与えている。バッハやモーツアルトなどが築き上げたクラシック音楽もそうだ。彼らが生きている時代がとうに過ぎてしまっても、今なお、私たちの心に響いている。

しかしながら、生きている時は、幸せだったんだろうか。

とても孤独で誰にも理解されずに、その葛藤を絵や音楽で表現したのではないだろうか。

天才でも、あらぬ方向に走ってしまい、平和が破滅へ向かってしまった人たちもいる。おそらく、麻原彰晃なんかも、天才で、最初は本当に世界平和を考えていたんじゃないだろうか。何か魅力があって、あんなに人が集まったんだろうが、それが、別の方向へ走ってしまった。

美しいもの、魅力的なものほど、人は魅了される。その魅力的なものがみんなのために役立ち、世の中が良くなるためになるためには、エゴを昇華させて、公のためにゴールを設定する必要がある。

私の周りには、たくさんの天才がいる。その叡智が世の中のために役立てば、世の中はもっともっと良くなると思う。

究極にエゴに走ってしまうことと、公のために皆で社会貢献することとは、実は、表裏一体なくらい、大きなエネルギーなのかもしれない。

天才の叡智を広めるためには、マイナスもプラスもありのままに認め合える仲間の存在が必要なのだと思う。