健康投資という考え方

日本は、国民皆保険制度という恵まれた制度のお陰で、いつでもどこでもとても安く病院を受診できる。このため、病気になったら、コストがかかるという感覚はない。しかし、病気になった時のあなたの人生に与えるダメージは、思ったよりも大きい。病気になる前に健康維持にコストをかける方が、人生得するという話をしよう。

あなたが高級車に乗っている仮定しよう。愛車を快適に末長く乗るために、あなたはハイオクガソリンを入れ、定期的に洗車をし、エンジンオイルやタイヤの空気圧をチェックする。1-2年に一度は、車検でフル点検をし、不調な部品を取り替える。その結果、不意な故障はなく長く快適に乗ることができる。もし、点検なく、山道のドライブを楽しんでいたら、ある日、道端で故障してしまうかもしれない。動かない車の前で呆然とし、あなたは慌ててレッカー車を呼部だろう。その時間的、経済的、心理的コストは計り知れない。ああ、ユーザー車検ではなく、きちんと車検で部品交換しておけば、こんなにお金がかからなかったのに。隣に座っていた彼女にも迷惑をかけなかっただろう。さらに、あなたがレーサーで、レーシングカーに乗っている場合には、より注意深く、普段から点検するはずだ。それでも、あなたの愛車は、普通自動車よりも寿命は短いかもしれない。

話を人間に戻そう。ご存知と思うが、あなたの身体は、高級車よりもずっと精密にできている。あなたが、普段健康に気をつけず、毎日遅くまで働き、夕食には、暴飲暴食し、朝になるとだるい体を叩き起こして何とか会社に通勤しているとしよう。ある朝、とうとう39度の発熱で、会社に出勤することができなくなってしまった。病院に行くと、インフルエンザ検査は陰性。発熱の原因が分からないため、血液検査、レントゲン検査をすると言う。さらに、待合室では、咳をしている人がたくさんいた。そして、帰りに抗生剤の点滴注射をして帰った。医者からは、1週間会社を休むように言われた。この時点で、経済面はもちろん、時間的拘束だけでなく、病院に行くと言う行為自体が、身体的にも心理的にもあなたの身体にダメージを与えていることに気づくだろうか。この時の、この医療は必要である。しかし、放射線の被曝、抗生剤により腸内環境へのダメージは免れることはできない。さらに、家庭と会社にかける迷惑もあるだろう。

ストレスが大きいほど、病気のリスクは高いため、健康維持にコストをかけるべきである。因みに、医者や警察官の寿命は、平均より短いという統計もある。高ストレス者ほど、病気になってからではなく、病気になる前に健康投資するべきなのだ。健康投資とはなにか。毎日、食べるものに気を配り、睡眠、運動、排泄などの生活習慣を大切にし、何より無用なストレスを軽減する必要がある。

実は、健康投資の対象となるのは、それだけではない。当院で提供している自由診療は、あなたの健康維持にとても役立つのだ。なぜならば、ドイツ振動療法も点滴療法も血液クレンジングも、細胞レベルで、代謝を活性化し、酸化ストレスを軽減する。そんな医療は今まで存在しなかった。ここ10−20年ほどで、やっと欧米から日本にやってきたのだ。特にアメリカでは、プライベート保険が主体のため、医療は高額という意識があるから、予防医療が根付いている。

「健康なのに、なぜ、点滴する必要があるのですか?」と不思議に思うかもしれない。しかしながら、責任が大きい仕事をしている経営者や技術者ほど、予防医療への関心は高い。なぜなら、自分が病気になった時の損害を十二分にわかっているからだ。従来、このような医療は、美容外科が、アンチエイジング目的に女性向けに提供していた。しかし、健康投資という考え方からすると、セレブな女性だけに限定していては勿体無い治療法だ。

これからの医療は、病気を治す場ではなく、病気を予防する場になっていくべきだと私は考えている。当院では、深刻な病気を発症する前に、未病の段階で体調不良の原因を推定し、その原因となっている生活習慣をアドバイスしている。さらに、酸化ストレスを軽減するために、様々な治療法を提供している。総合医である私の本業は、プライマリーケア、つまり予防医療なのだ。

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