予防医学とは何か

さて、冗談交じりにこんな会話が交わされたことがある。
「皆さん、風邪を引かないように体に気をつけましょう。あ、お医者さんにとっては、風邪引いてもらわないと困るのかな。」
若くして開業した医者である私を気遣ってくれたのかもしれない。
そう、何より、医療は人の病気の上に経済が成り立っている。
勤務医だった頃、こんなことが話題になったことがある。診療科別売り上げである。ダントツで、外科の売り上げが高い。検査、手術、そして抗がん剤の使用である。内科であまり検査もしないとなると全く稼いでいる外科の先生には及ばない。
何だか、医療で経済の話をすると違和感がある。これが、一般企業であれば、部署別売上を比較して議論するのは当然のことだ。
これが、医療となると、「売上を上げてください。」は「もっと検査をしてください。」「入院ベッドの稼働率を上げるため、治療が終わったら、どんどん退院させて、次の患者を入院させてください。」とかそんな議論になる。
やっぱり違和感がある。
つまり、病人が増えると病院が儲かる仕組みなのだ。

さて、病人を減らした医者に報酬が入る仕組みにしたらどうだろう。
A先生が200人の市民を毎月診療したら、健康寿命が伸びたとか、がんの発症率が減ったとか、そんな医師に特別手当てがつくようにしたら、医療費は削減するんじゃなかろうか。

医療費は42兆円を超えている。およそ、日本の国家予算が96兆だから、その規模の大きさが伺える。そして、一人あたりの医療費が年間33万円。そのほとんどが、高齢者に費やされているのである。
この医療費は、適切に使われているのだろうか。これほど、ガンが増え、難病が増えているけれども、いくら、平均寿命が増えても、健康寿命が長くならなければ、問題があると言えよう。

ここまでは、日本の保険診療を前提にしたお話である。
さやかクリニックでは、何をしたいかと言うと
実は、病気になる前の予防として、クリニックの治療を提供したいと思っている。まだ病気になっていないから、もちろん保険診療ではなく自由診療での提供である。
自腹を切って、がんの予防になる、アンチエイジングになる そんな治療法を受けたい人はたくさんいる。

さらに、もっと踏み込んで、
病気にならない生活習慣、心の持ち方を
ぐんまHHCとクリニックとで連携して 提案している。

皆が健康に長生きできますように。

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