シンプルに生きる

「言葉通りに受け取る」というのは、発達障害の特徴であると学んだ。

私は、結婚したばかりの頃
夫に
「今日は遅くなるね。」
と電話すると
「ゆっくり遊んで来て良いよ。」
という言葉で、その言葉を信じて、夜遅く帰ると
夫の機嫌が悪かった。

「今日は、夕飯作れないから、ごめんね」
と言うと
「俺のことは、大丈夫だよ。自分で食べるから。」
というので、その言葉に甘えて帰ると、やはり機嫌が悪かった。

結婚生活というのは、本当に社会を学ぶ場所なんだなと思った。
人は言葉と思っていることは違うのだと学ばせてもらった。
それからというもの、夫の優しい言葉には気を付けるようになった。
出かける時には、夕飯を作って置いたり
予め伝えた時間よりも早めに帰るようにしたり。
そうすると、なぜか、夫とうまくコミュニケーションがより良く取れるようになった。

実は、この手のことは、私は大の苦手である。
これが、日本人特有の文化なのかどうかは分からない。
唯一、夫婦関係においては、実践できているようだ。

そのほか、会社でも友人関係でも、私は、敢えて、自分の感情整理のために
言葉通り受け取ることにしている。
その裏の意図を考えると、もう相手の思考に入り込んでしまい
余計な気を遣うことになる。

事実と解釈を分けて
事実だけを抽出することに専念する。

例えば、こんな経験はないだろうか。
親戚で、難しい話し合いをしているときに、子供が入り込んで来て
急に、場が和やかになる。

緊張感が高まっている職場に
知的障害の方が来て、
急にみんなが優しくなる。

誰も皆、一番弱い人の立場に立つと
単刀直入に事実だけを思いやりを持って伝えるようになるのだ。
すると、場全体のコミュニケーションの質が上がる。

そう言う意味で、障害者雇用と言うのは
職場全体にとってもとても良い意味があると思う。

本来、言葉の裏を読もうとすることではなく、
子供でも障害者でも分かるように
シンプルにコミュニケーションが取れるように努力することが
大切なのだと思う。

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