インフルエンザだと思ったら家で寝ていてください。

とうとう、病院が、インフルエンザ検査もインフルエンザ薬も使用しないという方針を打ち出した。高齢者や基礎疾患のあるハイリスク患者への対応が遅れてしまうため、成人のインフルエンザ感染は診断も治療も要さないということを公表した。

誰でも彼でも、38度の発熱があれば、インフルエンザ迅速検査をし、陽性と出れば、抗インフルエンザ薬を飲むというのは、医療費の無駄遣いであり、体力の無駄だ。

高齢者や基礎疾患をもつハイリスク患者は、検査をし、発症後48時間以内であれば、抗インフルエンザ薬を飲むなり吸入すれば良い。ただ、すぐに治癒するわけではなく、発熱期間が1日短くなる程度だ。

もし、普段病院にかからないあなたが、インフルエンザにかかったら、家で寝ていてください。診断しなくてもタミフル飲まなくても死にませんから。

日本経済新聞